阿含宗の月の定例行事「冥徳祭」とは?

冥徳祭 阿含宗の定例行事

阿含宗の月例行事に、毎月16日に開催の「冥徳祭」があります。これは先祖など有縁の不成仏霊・霊障のホトケを成仏させ、成仏した先祖から冥徳を頂戴するための法会です。冥徳とは「冥々(めいめい)の徳」のことですが、先祖による陰ながらの救い、というように考えていただけばよいでしょう。

阿含宗の「冥徳祭」とは

「冥徳祭」とは、簡単に言えば、不成仏霊・霊障のホトケを成仏させ、成仏した先祖から冥々の助けをいただくための先祖供養法要となります。

私たちの先祖の中には少なからず、亡くなっても冥界(冥土)へ行くことができず、自らも苦しみつつ子孫へもその悪影響を及ぼしている、不成仏霊・霊障のホトケがいます。それらの苦しむお霊を成仏させ、成仏したお霊から冥徳という「冥々の加護」を頂戴し、最終的には成仏している有徳のお霊に特殊な法を施し、自家の守護神になっていただくための法要です。

この「冥徳祭」は、どの宗派でも行えるものではありません。この法要を営むには特殊な仏法が必要ですが、中でも、

  1. お釈迦さま直説の成仏法
  2. チベット仏教の召霊法

を欠かすことができません。しかし、両法を奉持しているのは、阿含宗だけだからです。

この冥徳祭は、京都市山科区北花山の阿含宗本山総本殿・釈迦山大菩提寺を奉修道場としておりますが、全国の阿含宗各本部および一部道場でも、新アゴンネットワークシステムによる中継で参拝することができます。

阿含宗の「冥徳祭」に参加する条件

「冥徳祭」は阿含宗信徒および冥徳講員のほか、一般の方も参拝することが可能です。正しい先祖供養に触れてみたい方は、ぜひ参拝されるとよいでしょう。

冥徳講員になると先祖供養のためのお塔婆が授かり、それを仏壇や清浄な場所にお祀りして、本当に正しい先祖供養を行うことができます。また、冥徳講員となり、希望するに方は、家系の先祖の中で不成仏霊・霊障のホトケとなっている方を示した「御霊示」が送られます。

その「御霊示」のお霊は、冥徳解脱供養を申し込むことによって、完全に成仏させることができます。さらに、全ての不成仏霊・霊障のホトケがなくなれば、成仏した有徳の先祖に特殊な法を施し、神格を与えて、守護神に成っていただくことも可能です。

しかし、まずは「冥徳祭」に参拝して、真の仏法に触れて見てはいかがでしょうか。

開催される日時など

「冥徳祭」は毎月16日午後2時の開催です。

曜日にかかわらず毎月16日の開催ですから、基本的に平日が多くなります。いろいろなご都合があるでしょうが、本当の先祖供養が必要だと感じられる方は、参拝されてみるとよいでしょう。

冥徳祭への参加

自分は精いっぱいやっているのに、なにかしら不運に見舞われる」「努力を重ねても思うようにならない」とお悩みの方は、不成仏霊・霊障のホトケの影響が考えられます。ぜひ、「冥徳祭」に参加して、本当の成仏法に触れてみてください。

まとめ

「冥徳祭」は有縁の不成仏霊・霊障のホトケを成仏させ、成仏した先祖から「冥徳(冥々の徳)」をいただくための法要です。先祖は人にとって運気の根っことなります。ですから、先祖供養は運を良くして、確固たるものにするのに不可欠なものです。「冥徳祭」に参加し、本当に正しい先祖供養を体感してみてはいかがでしょうか。