阿含宗の書籍『密教占星術 l -運命とはなにか』

密教占星術Ⅰの表紙 阿含宗の書籍

因縁とは何かを運命学から究明する

運命学は仏教の源泉であって、すべての仏教経典はここから出てきている。
業が運命をつくり、運命は因果にしたがって展開していく。これが運命の実体だ。本書は、人間の因縁から割り出された星から、人の運命を計測する密教占星術の理論を紹介する。

因は種子〈たね〉、原因。縁はそれを育て進める環境であり、条件。果はその結果。報はその結果が周囲の事物、人に与える影響で、この報がつぎの因となっていく。この因、縁、果、報の展開が「運命」という名で呼ばれるものである。この因、縁、果、報の展開を予測し、予知する技術体系が「運命学」とよばれるものだ。

密教占星術では、この人間の因・縁が「星」として割り出される。割り出された星からその人の運命を計測し、予測するのである。この因・縁の星は数十種類あり、そこにはひとりの人間の運命の軌道が描きだされる。

目次

第1篇 運命・宿命への朝鮮

  1. 運命——その本質を追究する
  2. 運命と因果律
  3. 仏教と運命学の原理/他

第2篇 選択の原理

  1. 運命の分岐点
  2. 「選択」を決定するのは「記憶」である/他

第3篇 運命転換術

  1. 運命転換はできるか
  2. 善悪のバランス・シート/他

書籍情報

著者・桐山靖雄
1973年7月20日発行
定価1,200円(税別)
平河出版社

口コミ

深い洞察力で感心しました。
簡易で良いので、実際鑑定できるページが欲しかったです。

阿含宗の書籍「密教占星術 ll-三元九星・掛けの秘伝」