『守護霊が持てる冥徳供養』(平河出版社)は、阿含宗開祖・桐山靖雄大僧正の著書の1つです。本書では、守護霊を授かるために必須の正しい先祖供養である、「冥徳供養」について、詳しく説かれています。
前回ご紹介し阿含宗の書籍↓
『守護霊が持てる冥徳供養』とは
世間には、「誰にでも守護霊がいる」などと言う人がいます。しかし、それは全くの間違いです。なぜならば、
- 人を守護できるほどの高級霊は高度の霊界にいる
- 不成仏霊・霊障のホトケのいる人や家庭には、不浄を嫌って高級霊は降臨されない
- 守護霊・守護神になっていただくには、特殊な法を施す必要がある
からです。
①はすぐに分かるでしょう。
また②についてですが、日本は仏教国とは言うものの、本当のお釈迦さまの成仏法は実践されずに来ました。そのため、どの人にも、その家庭にも不成仏霊・霊障のホトケがいるというのが現状です。ですから、高級霊は不浄を嫌って降臨されないのです。
③もすぐお分かりになるでしょうが、霊界におられる高級霊を現象世界へお呼びし、個人や家庭を守護していただくには、それなりの「法」を修する必要があるわけです。しかし、この法を修することのできるのは、現代では阿含宗のみといって過言ではないでしょう。
そこで、守護霊・守護神を持つためにまず必要なことは、不成仏霊・霊障のホトケを一掃することです。
そのために必要なのが、お釈迦さまの成仏法に基づいて行われる、
- 解脱供養
- 冥徳供養(冥徳解脱供養)
という二つの先祖供養法です。本書では、この冥徳供養を中心に、いかにして守護霊を持つかが詳しく説かれております。
この書籍の内容
『守護霊が持てる冥徳供養』は、
- 第1章 先祖の助けをいただく冥徳供養
- 第2章 こうして守護霊を持つ
の2章からなっております。
第1章では、冥徳供養の詳細な説明がなされております。昔から、「八方ふさがりでどうにもならなくなったら、先祖供養を行え」と言いますが、実際にその言葉通りに先祖供養を行って、事態が好転するという例は枚挙にいとまがないようです。逆に言えば先祖を正しく供養せず、ほったらかしにしているから、そのような八方ふさがりになったのだと言えるでしょう。
先祖の霊障などということを言うと、全否定する現代人は多いようですが、本書ではそのような人に分かりやすいように、運命分析と家族的無意識の先駆者である精神医学者、L・ソンディの学説と体験を引いております。
彼の説とは、「先祖の抑圧された欲求が、恋愛・職業・疾病・友人・死亡の形式を決定する」というものです。これはまさしく、霊障への科学的なアプローチと言えるでしょう。
「先祖の抑圧された欲求」とは科学的表現であり、これを宗教的に表現すれば「先祖の霊障」となるわけですが、これは科学的に解消することができません。これを解くことができるのは、
- 解脱供養
- 冥徳供養(冥徳解脱供養)
だけなのです。
特に守護霊・守護神を持つには、冥徳供養が必須であることが、本書の第1章で明かされております。
第2章では、守護霊を持つには、さらにいくつかの法が必要であることが説かれております。
本書を読んでもらいたい人
すぐに本書をお読みいただきたいのは、
- 今、悩みや問題に直面している方
- 霊障としか思えない災難に見舞われている方
- 先祖の運命を反復していると推察できる方
などですが、それ以外にも、
- 本当に先祖の障りなどがあるのか?
- 霊障は科学的に証明できるのか?
- 守護霊とはそもそもなんなのか?
と疑問を投げかける方も、ぜひお読みになることをお勧めします。
どのように役立つのか
困難な悩みの解決に必須の書でありますが、霊障というものを科学的に理解したいと思っている方にも、非常に役立つと思います。今ではL・ソンディについて話す宗教家もいるようですが、著者の阿含宗開祖・桐山靖雄大僧正は1975年発行の『チャンネルをまわせ』(平河出版社)で、日本の宗教家として最初にL・ソンディを紹介し、「家族的無意識」について言及しました。同書よりも『守護霊が持てる冥徳供養』は、さらに分かりやすくなっておりますので、よく理解することができると思います。
まとめ
『守護霊が持てる冥徳供養』は、守護霊を持つための前提として行われる冥徳供養について、初めて詳説した書籍です。守護霊をいただいて、苛烈な現代社会を生き抜きたい、とにかく自分と家庭の運を良くしたいという人は、ぜひお読みになるとよいでしょう。