六十心を古今東西の名著、偉人の言葉、仏教経典類によって解説している本、それが「説法六十心 II」です。一見すると難しい本のように思えますが、著者が優しく紐解いてくれるので読みやすい本となっています。今回はこの本の内容を解説します。
前回ご紹介した阿含宗の書籍↓
「説法六十心 II」の内容
「説法六十心 II」で描いているのは、六十心です。実際に六十心というのは、それぞれの心が持つ内容を把握することで、より深みを帯びてくる内容となっています。こちらの本では、古今東西の名著や偉人の言葉、仏教経典類を活用して、それらの六十心を深く解説しているのが特徴となっています。調べてみると、内容はとても読みやすく解説されていて、誰もが読みやすい説法シリーズとなっていると言えるでしょう。その点も含めて、まずは「説法六十心 II」を読んでみてはいかがでしょうか。
21世紀の超人類社会を指向し、次々と切り込んでいく説法となるため、読んでいると新しい見解を持つことができます。一辺倒な考え方の押し付けではなく、こちらの本では色々な名著や名言を使って解説しているので、よりわかりやすい内容だと言えるのではないでしょうか。人間を動かし、世界を動かし、現在から未来まで決定するのは心とし、その重要性をより説いているのが、この本でもあります。人間が持っている心は、それほど重要ということです。
すべてを決めるのは心
人間の行動はもちろん、世界を動かしているのは人間の心です。どの時代でも、人の心があることによって、時代は作られてきました。まさに心の選択によって、この人類社会は続いてきたと言えます。そんな心を訓練することこそが、阿含宗とも深く関わっている大日経の眼目の1つとなっているのです。ちなみに、「説法六十心 II」は阿含宗が出版している本ということもあって、要所に阿含宗の考え方も含まれています。その点は、読みながら考えていくことが必要となるでしょう。
心を鍛えることによって、高度な精神を作ることができ、より人間社会の高度化を目指すことができるとも言えます。大日経は法華経の教えも余すところなく解き明かしているため、そちらも合わせて知っておくことでより深くまで考えることができます。悟りなどは、特にそれらのシステムを深く組み立てたものだと言えるでしょう。根本になっているのは、すべて心です。それらの心を鍛えていくことによって、すべてを決めるということです。それらの心について解説したのが「説法六十心 II」だと言えるでしょう。
心の形はそれぞれ
心には、人心や女心、自在心、河心、陂池心などがあります。それぞれ人の心というのは千差万別です。阿含宗など仏教での考え方としては、それらの心が成熟していくことによって、人間は選択をより深められると言えます。事実、阿含宗では心を鍛えることによって、新しい世界が見えると説いています。人間の心は、六十心というものから成り立っています。それらの心をしっかりと鍛えていくことこそが、重要だと言えるのではないでしょうか。
今後、より心の重要性は深みを増していくかもしれません。そうなった時、どうやって自分の心を鍛えていくかが重要となります。実際にこのシリーズ本では、自分の心のあり方を学ぶことができる良い機会にもなるでしょう。その点も合わせて、読んでみてはいかがでしょうか。新しい見解を持つことはもちろんですが、そこから新しい何かが見えてくるかもしれません。その点も合わせて考えてみると、より深い感想が生まれるかもしれません。心を鍛えることによって、新しい世界を見る力を身に付けていくということも必要だと言えるでしょう。
心は未来を切り開く
心は未来を切り開くために必要なものです。すべてのことは人間の心が決めています。心があることによって、人間はここまで成長してきたと言えるでしょう。仏教では、それらの人の心を重んじていて、それは阿含宗でも同じです。こちらの著書でも、それらの点について言及しています。難しい言葉が並びがちな宗教ですが、その中に内在するのはいつも心だということです。その点を理解することができれば、より深く考えていくことができるのではないでしょうか。
自分の心を高めていくためにも、色々な教えを知ることは重要です。特にこの本では大日経や法華経などの教えを知ることもできます。それらを解き明かすことによって、新しい見解が生まれれば、この本を読んだ価値もあると言えるでしょう。教えを知ることで、心の成熟を実現し、そこから新しい世界を見てみてはいかがでしょうか。それこそが重要な点だと言えます。
まとめ
「説法六十心 II」では、人間が持つ心を解き明かす内容となっています。どのような心を持ち、どのような心で生きていくべきなのかという点についても、考える良い機会となるでしょう。実際に読んで見ると勉強になることも多いです。そちらも参考にしてみてください。