阿含宗の書籍「幸福への原理」

幸福への原理の表紙 阿含宗の書籍

宗教を現代に問うた、著者の処女作

この一冊が、あなたを凡ての不幸から遠ざけ、幸福なる運命にみちびく! 人間はなんのために生きているのか、生命とは何か? 人間の持つあらゆる条件と本質を追求、解明し、幸福に生きるための方法を示す。

書籍情報

著者・桐山靖雄
2002年12月20日発行(1957年1月1日観世慈恵会より刊行/1981年9月1日阿含宗出版局より刊行)
定価1,600円(税別)
平河出版社

口コミ

桐山氏が観音慈恵会当時の書で、自殺を考えた時、いかに準胝観音と出会い、救われたのかという経験談から、自身の密教門の観音信仰について展開した書。

本尊を準胝観音としているが、大白身法千座行自体は、北野恵宝の元・皇道治教だった真言宗金剛院派のものをアレンジした観音懺法に過ぎないが、観音経の「侍多千億佛/発大清浄願」というフレーズから、準胝は梵語で清浄を意味するが故に、観音経は準胝尊を読んだものであるとして、和讃のような龍樹の準胝観音経と合わせて、在家の供養法を組み立てたアイディア自体はなるほどであった。