阿含宗の書籍「阿含仏教・超奇蹟の秘密 -奇蹟を起こす力」を解説

阿含宗の書籍「阿含仏教・超奇蹟の秘密 -奇蹟を起こす力」 阿含宗の書籍

阿含宗の書籍である、「阿含仏教・超奇蹟の秘密 -奇蹟を起こす力」をご存知でしょうか?本書の中には、これからを生きるためのヒントがたくさん書かれています。ここでは、書籍に書かれている概要や、著者である桐山靖雄氏についてご紹介します。

前回ご紹介した阿含宗の書籍↓

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「阿含仏教・超奇蹟の秘密 -奇蹟を起こす力」の概要

この本は、モンゴルの奇蹟の主宰者、桐山靖雄氏が書いたものです。私たちの身近でもよく使われる「奇蹟」という言葉ですが、その本質的なものを理解していない方は多いのではないでしょうか?この本には、奇蹟とはそもそも何なのか、奇蹟を起こすための原理とは何なのか、といったことが書かれています。

「超奇蹟」とは何か

本のタイトルにもなっている「超奇蹟」とは、具体的にどんなものなのでしょうか。

そもそもこの超奇蹟という言葉を使って書籍が書かれたのは、過去に仏陀釈尊が神通力によって素晴らしい奇蹟を起こしたという経緯からです。著者である桐山靖雄氏は、成仏法と呼ばれるものを体得し、1996年にモンゴルで起こった大規模な山火事を雨によって沈下させたという逸話が残されています。奇蹟によってたくさんの人々の命を救った、これがまさに超奇蹟という言葉が生まれた経緯の一つでしょう。

阿含宗では、こうした奇蹟というのも偶然起こるものではなく、それを起こすための秘密があると考えます。それを教えてくれているのがこの書籍です。本書の中では、基礎体力の作り方、心理学による人格の作り方、修行法による習得方法などで、あらゆる視点から奇蹟を起こす方法を教えています。

著者の桐山靖雄氏はどんな人?

さまざまな賞を受賞

桐山靖雄氏は、1921年に生まれ、2016年に亡くなった、日本の宗教家です。出身は神奈川県で、阿含宗の管長を務めていました。国際警察庁協会より特別功労賞という賞を受けたり、モンゴル自由勲章の賞を受けたりと、さまざまな賞を受賞した人物です。また、仏教大学の名誉学長や大学の理事長、名誉教授など、あらゆる教職・学位を務めあげています。

1978年に阿含宗を立上げる

そんな桐山靖雄氏が阿含宗を立ち上げたのは1978年のことです。立ち上げからこれまで多くの人たちにその教えを説いてきました。活動拠点は日本だけにとどまらず、ブラジルやハワイ、カナダ、ロンドンなどにも支部を置いています。そうして人々を救い、国内外と多くの人たちから称えられてきた彼ですが、2016年、95歳で老衰により亡くなります。

他にもさまざまな書籍を執筆

桐山靖雄氏は、本書以外にも数多くの書籍を出しています。はじめに出したのが1957年の「幸福への原理」、そこから約20年後に「変身の原理 密教・その持つ秘密神通の力」の書籍を出すと、その後は1年ごとに1~2冊の本を定期的に出していきました。その数は60冊以上にも上ります。

阿含宗の教えは、仏教の根本の思想となる因果応報の考えに基づいたものであり、すべての事象には因果がある、自分の起こした行動が未来へとつながっているといった考えです。そのため、本書「奇蹟を起こす力」をはじめ、どの書籍にも、こうした日頃の行いをどうしていくと自分が幸せな人生を歩めるのか、といった内容が書かれています。

奇蹟を信じる人たちへ

本書は、心理カウンセリングや人間の身体、脳波、ホルモンのコントロールなど、体の中から解決するための策がたくさん書かれている本です。この本を読むことによって、これまで苦しんでいた悩みから解放されることもきっとあるでしょう。

何もかもがうまくいかない、自分の思い描いていた人生を歩めているのか疑問を持っている…そんな人にこそぜひ読んでほしい一冊です。奇蹟を起こす方法とは何か、どうすれば自分にとって幸せな未来を作れるのか、それを探すヒントとして、一度手に取って読んでみてはいかがでしょうか?