「仏陀の真実の教えを説く 阿含経講義【上巻】」では、仏教の中でも成仏法を説く阿含宗の観点から、阿含経について解説している内容となっています。特に重要な経典を選出することによって、それを解説している本です。参考にしてみてはいかがでしょうか。
次の作品は↓
「仏陀の真実の教えを説く 阿含経講義【上巻】」の内容
「仏陀の真実の教えを説く 阿含経講義【上巻】」では、仏教の中で唯一成仏法を持っている阿含宗の阿含経の中から、経典を解説しているのが特徴となっています。経典というのは、それぞれの宗教が持っているものであり、そこから信仰している方は色々なことを学んでいます。特に阿含宗の場合は、阿含経がとても重要な役割を持っていて、「仏陀の真実の教えを説く 阿含経講義【上巻】」で詳しく解説されています。
とても丁寧に解説されている内容となっているので、阿含宗に初めて触れるという方にとっても、魅力は大きいのではないでしょうか。霊魂観はもちろん、死生観、輪廻転生についてなど、色々な宗教的観点から内容が描かれているのが特徴となっています。ブッダの教えを理解したいという方は、手に取ってみても良いでしょう。
阿含経から見る霊魂観
霊魂というのは、人間の中に宿っている魂のことです。仏教では元来、人間の身体にも霊魂があり、それらが繰り返すことによって、また新しい命を繋いでいくと考えています。それは阿含宗ももちろんですが、仏教では成仏という形で説明することが多いです。実際に成仏とは、仏になるということを意味していて、霊魂が永遠なる命を手に入れることでもあります。それらの霊魂が繰り返すことによって、新しい命が生まれるのです。
「仏陀の真実の教えを説く 阿含経講義【上巻】」では、それらの霊魂についても解説しています。自分の魂がどういうものなのか、大切な人の魂がどういうものなのかを考えるためにも、まずは知ることが重要となるでしょう。
阿含経から見る死生観
阿含経では、死生観についても色々な見解を示しています。阿含宗で考えている死というのは、単なる命の終わりではありません。そこで命が終焉してしまうのではなく、また繰り返すことを信じているのです。しかし、生きている間に罪を犯したりする場合は、また違う観点が必要となってきます。つまり、生きることと死ぬこと、両方を考えているのが阿含宗の特徴なのです。それは、もちろん仏教に精通していることでもあります。
人は生きている限り、いつか必ず死にます。しかし、命が完全に終わるということはありません。また繰り返して、何度も蘇るのです。だからこそ、現世をしっかりと行き、次の来世も人間として生きられるように死ぬことが必要となるのです。もちろん、死ぬことは悪いことではありません。特に仏教を根源としている阿含宗では、成仏することで仏に慣れると考えています。
阿含経から見る輪廻転生
輪廻転生というのは、生きとし生けるものが転生を繰り返すことを言います。人間は良いおこないをすれば、また人間として生まれ変われるという考え方です。それらの輪廻転生も信じているのが阿含宗です。
人は生まれ、そして死に、さらに生まれます。これを繰り返すことによって、人間という歴史が長く続いているのです。その点を細かく解説しているのも「仏陀の真実の教えを説く 阿含経講義【上巻】」となります。入門編としても読める内容となっているので、ブッダの教えを知りたいという方は読んでみる価値もあるのではないでしょうか。
まとめ
色々な本を出版している阿含宗ですが、入門編としても活用できるのが「仏陀の真実の教えを説く 阿含経講義【上巻】」となっています。特に阿含経が持つ霊魂観や死生観、輪廻転生について知りたい方は、一読の価値がある本です。